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Super Bowl 2013

 2013-02-04
我々日本人にとってあまり馴染みがなく、しかしアメリカ生活を理解する上で欠かせないものの一つにフットボールがある。フットボールといってもここではサッカーではなくアメリカンフットボールのことである。
どのくらい人気があるかというと、アメフトのChampionship gameであるSuper Bowlは視聴率50%近く、Super Bowlが行われる2月の頭の日曜日はNational Holidayと考えられているのだ。
たかが1スポーツの決勝になんだってそんな注目が集まるのだろうか?今まで疑問に思いながらも別に興味も持たなかった。フットボールが始まると、ゴルフの予約が取りやすくていいなーくらいにしか。(フットボールの試合は日曜日なので、ゴルフ場の予約は土曜日に集中する、そして秋以降のゴルフ場はフットボールを見ない日本人と韓国人だけになる)

昨日の日曜日、アメリカ人の友人Kさんが、Super Bowl partyに行くけど一緒に行く?と誘ってくれたので、全くアメフトについて知らないし、おまけにそのパーティーに来る人も一人も知らないけどいいのかしらんと思いながら連れてってもらうことにした。アメリカ人のホームパーティーはえてしてそんな感じである。友達の友達みたいな人がいっぱい来て、ホストの人でさえ全員を把握できない。何人来るかほとんど予測不能なので、ホストの人は大抵大量の食べ物と飲み物を用意する。そのHospitalityたるや脱帽モノである。恐らく数日前には買い出しに行き、当日は一日中Cookingに費やしたと思われるのである。
招かれたゲストは大抵何か手作りの食べ物やら飲み物やら持ち寄って、それは大変な量の飲食物が集まるのである。

このSuper Bowl Sundayの食べ物の摂取量は、一年のうちでThanksgivingについで2番目だというから相当なものである。Thanksgivingには七面鳥とかスイートポテト、クランベリーソースなど、伝統的な料理があるように、Super Bowlのメニューもお決まりのメニューが有るとのこと。それは、ピザ、バッファローウイング、スナック、チーズディップとチップスなどのいわゆるジャンクフード。それに伴うアルコールがあれば立派なSuper Bowlパーティー。

Football crispy

このフットボールの形をしたスナックはホストのMさんの手作り。

snacks.jpg

Kさんと私はちょっと早く着き過ぎてしまった。どうしても日本人としては早めに出かけてしまう癖が抜けない。アメリカのパーティーには少し遅れて行くくらいがちょうどいいようだ。この集合時間は非常に国民性が現れて面白い。
アメリカ人はちょっと遅れるくらいだが、イタリア人は来てと言われた時間の1時間後に食べ物が完成するといった感じ。中国人は割と時間に正確である。

HostのMさんとAさんのカップルの家はChavy Chaseという素晴らしい住宅地の一軒家だった。まるでHGTVに出てきそうな素敵なお家である。30歳くらいに見えるこの若いカップルがなぜこんな家を持てるのだろうか。住まいに関して言えば日本はアメリカには全くかなわない。

house like HGTV

ホストを含め、今日のゲストはKさんの行っている教会のメンバーだそうだ。教会のメンバーとSuper Bowlパーティーはあまり結びつかないが、行ってみると30代くらいの人ばかりだった。他は全員白人で、全くFootballについて知らないあまりにも場違いな日本人だったが皆歓迎してくれた。

1階と地下に大きなテレビが用意されていて、真剣にフットボール観戦をしたい人は階下で、試合よりコマーシャルという人は1階で、というルールが作られた。下の人はゲーム中は喋っちゃダメ、CM中に喋って良し。上の人はその反対。というのもこのCMは特別なのである。
Super BowlのCM枠は視聴率50%からも想像できるように、30秒3億5千万円と破格の値段なのである。なので各社競ってプレミアCMを流すことで有名である。またアメフトはルール上試合が停まることが多く、半分くらいの時間はCMを見ているような感じである。

また、Super BowlのHalf time showは、去年はマドンナ、今年はビヨンセと、ポップスターがコンサートばりのパフォーマンスをするのでも有名である。このような理由から、普段全くFootballに興味が無い私の友人も、集まって試合を見るくらい注目度が高いのである。

今年のSuper BowlはMarylander達にとってちょっと特別である。Baltimore RavensというMarylandのチームがSuper Bowlに出場するのだ。勿論この場ではRavensを応援しなくてはならない。対する相手はSan Franciscoの49ers。恐らく、アメリカ人なら出身によって贔屓のチームがあるのだろうが、取り敢えず今日は皆Go! Ravens!なのである。
また、この組み合わせはとりわけ話題になっているが、その理由はなんとそれぞれの監督が兄弟なのである。なるほど、そっくりだ。

全員で20人以上集まっただろうか、何となく、上と下に分かれて試合が始まる。全くルールがわからない私はいちいち愚かしい質問をしてしまうのだが、皆親切に解説してくれた。今はRavensの攻撃で、ボールをこっちに持って行きたいわけ、今のはインターセプトでね、とか。ま、1階は試合中は喋って良いからね。
前半はBaltimoreが非常に優勢で、場は和やかに終始した。Ravensは大量のリードを得てハーフタイムに突入した。
さて、ビヨンセの登場である。みんな「これ絶対口パクだよね(lip syncというらしい)」「これビヨンセはビヨンセだけど、Super Bowlとは全然絡みがないじゃん」と皆結構手厳しい。最後はビヨンセがいっぱい出てきてビヨンセ48みたいだった。

ハーフが終わったところで失敬することにした。こんな感じで、Super Bowl Partyはいわば大晦日にみんなで紅白を見るように、アメリカの年中行事の一つになっているのである。
因みに帰って続きを見たら、なんと停電があったようで、その後Baltimoreは急に失速したか、49ersが我を取り戻したか、いきなり接戦になっていた。Ravensはぎりぎりのところで逃げ切り、勝利。なんかちゃんと見たら面白いかも、と思えたところで、シーズンはまた秋にならないと始まらないんだそうだ。忘れないうちにもう一度観に行ってみよう。




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